今回は、鎌倉駅のすぐお隣の北鎌倉に位置する「北鎌倉 きもの着付け和you」にて、つまみ細工を体験しました。
ここではお着物のレンタルをしているところですが、つまみ細工教室、体験も行っているんです!
と思われた方は、ぜひお読みいただき、「つまみ細工って面白そうだな!」と思っていただければ嬉しいです。
Contents
つまみ細工ってなんだろう?
江戸時代から伝わる技法で、布を正方形に小さく切り、つまんで折りたたみ、組み合わせることによって花などの形をつくるものです。
和服に合う髪飾りなどが代表的で、 舞妓さんのかんざしなどに使われている技術ですね^^
「丸つまみ」と「剣つまみ」の2種類がある
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つまみ方の基本に、 『丸つまみ』 と 『剣つまみ』 というものがあります。
「丸つまみ」とは、花びらの先が丸くなっているつまみのことをいい、
「剣つまみ」とは、花びらの先が剣のように尖っているつまみのことを言います。
今回私が体験したのは、「丸つまみ」の方でした。私は丸つまみの方が可愛らしくて好きです^^
北鎌倉の閑静な住宅街で体験する「つまみ細工」の魅力
鎌倉駅から横須賀線で一駅のところに位置する北鎌倉で体験ができます。
体験場所は閑静な住宅地にひっそりとあるところも魅力の一つだと思います。ゆっくりと時間が流れる中、静かな環境の中で一つ一つ心を込めて作るつまみ細工はとても貴重な体験でしたよ。
教えてくださる講師の方々
講師は2人居り、どちらも女性の方でした。
この日はつまみ細工の初級者コースが同時に行われており、初級者コースの生徒さん方(3人でした)を担当されている講師1人と、私(体験者)を担当する講師1人でした。
今回、つまみ細工体験でやり方を教えてくださった方はとっても気さくで笑顔の素敵なお優しい方で、素敵な深いグリーンのお着物をお召になっていました。
つまみ細工一つ一つのやり方をゆっくりと丁寧にわかるまで教えて頂けたので、初心者の私でも楽しんで作ることができましたよ。
体験した建物を写真に撮ってこのブログに掲載したい旨を伝えたところ、快く承諾してくださったり、出来上がったものが写真映えするように椅子や綺麗なレース生地をご用意してくださったり、初級者コースを担当していた方も額縁や装飾をご用意してくださったり…とってもご親切にして頂けて嬉しかったです。
ここまでして頂けるなんて…(T_T)
体験の最後にお茶とドーナツ棒を頂きました。さらにお気遣いいただいて申し訳ない…(泣)ドーナツ棒好きなので話が盛り上がりました(笑)
体験で作ったつまみ細工は、これ!

右が髪飾りで、左がストラップです!
自分で色を決めることができるんですが、すんごいラブリーになりました…(^_^;)
講師の方からは、初めてとは思えない!可愛い!とお褒めのお言葉を頂けてなによりです…(泣)
つまみ細工って作ったことないけど、不器用でもできるもの?
できます!100%可愛く作れます!!!
体験では、つまみ細工の基本のきの工程を行います。同じ作業を繰り返すので、何度もやっていくうちにだんだん慣れてきますよ。
つまみ細工体験の所要時間について
1時間半~2時間ほどでできますよ。私は1時間半ぐらいでできました。
体験してみたいと思った方で、寺社仏閣巡りをお考えの方へ
これは私個人が感じたことなんですが、もしも何件か寺社仏閣に行く予定の方は、つまみ細工体験開始時間を午前中 or 最終開始時間14:00で申し込んだ方が良いのではないかと思いました。
というのも鎌倉市内の寺社仏閣のほとんどが16:00~16:30で閉門してしまうので、あまりにも中途半端な時間に申し込みすると入れない可能性が出てくると思うんです。○○寺に行くつもりだったのに、あと○分で閉門するから急がないと間に合わない!ということになりかねません。
体験時間が30分とかなら何時でも良いと思うのですが、2時間のため、前後の時間配分を考えて計画をしないとせっかく行きたかったところに行けなくなってしまう恐れがあります。
10:30~つまみ細工体験
12:30~鎌倉に戻り、小町通りの飲食店でお昼ご飯
13:30~小町通りをぶらぶら散策
14:00~寺社仏閣巡り
16:30~自由行動
今思えば、午前中につまみ細工体験を申し込んでいて良かったな~と思いました。時間を気にしながらお昼を食べたり、「○時までに○○に行かないと体験に間に合わなくなる!」と、逐一時間チェックしてせかせかすることなくゆっくりと観光できました。
持ち物
手ぶらでOKです!必要な道具は全てご用意してくださるのでご安心ください。
工房がご用意してくださるもの一覧
木工用ボンド(本来なら糊を使用しますが、体験なのでボンドを使用します)
強力接着剤
ピンセット
ウェットティッシュ(これは使い捨て)
ちりめん生地
(ちりめん生地を乗せる)土台となる3cmほどの丸い台紙
房飾り
ヘアクリップ(¥100)
つまみ細工体験の流れ
①まずは練習用として↓このような髪飾りを作ります。

講師の方の説明のもと、好きな色の正方形のちりめん生地を5枚選びます。私はピンク系にしたかったのですが、ピンクだけでも薄ピンク、少し濃いピンク、濃いピンクなど、一つの色でも濃淡で分けられているのでグラデーションができますし、和柄生地もあったので迷いましたがピンク×青系の無地にしました☆
残念ながら制作工程の写真は撮れなかったのですが、自分で選んだちりめん生地5枚を取ったら、一枚ずつピンセットで摘まんで指で折りたたみながら花びらの形にしていき、木工用ボンドを生地の底に付け、土台となる丸い台紙へくっ付けます。
このままでももちろん良いのですが、小さなヘアクリップ(¥100)を付けて髪飾りにすることもできます。講師の方がチャック袋の中に色々な色のヘアクリップを用意しており、その中から自分の好きな色を選ぶことができます。
また、フックポニー(¥120)を付けることも可能です。フックポニーは金色でした。
ヘアクリップ&フックポニーを付けるかはお好みです。私はシンプルなお洋服が多いので、それなら和素材の髪飾りでも普段使いができそうだと思ったのでヘアクリップを付けました。髪に付けただけで一気にお洒落になりそうです☆
興味がありましたらぜひ付けてみてくださいね^^
②ストラップを作ります。
好きな色のちりめん生地を10枚選びます。この時、どんな配色にするか頭の中で想像しながら選ぶので、結構時間かかるんですよ~(笑)
また、房飾りの色も自分で選べます。房飾りは様々な色の用意がありましたよ。
「手先が器用じゃないし、難しそう…」と思っている方でも気軽に作れるんですよ!ちょっと失敗しちゃったかも!?と思っても、講師の方が「ここをこうすると綺麗になりますよ」と、丁寧にコツを教えてくださるので心配ご無用です。
先生から直々に習った「初心者でもキレイに作れるコツ」を伝授!
まずはつまみ細工の作り方の流れを写真付きで説明します。その中で、初心者でもキレイなつまみ細工のコツを先生から習ったので、それを書きますね!
用意するものは
白い型紙、ピンセット、木工用ボンド、パール、ウェットティッシュ、下敷き
全て¥100ショップで用意できますよ!
ちりめん生地
これは生地屋さんで¥300くらいで売ってます
まずは白い型紙を幅2.7㎜幅で丸い形に切ります。そして、この丸い型紙を覆うくらいの大きさの白いちりめん生地1枚を用意します。白のちりめん生地を買い忘れてしまったので、私は白い布生地で代用しました。
丸型紙に木工用ボンドを塗ります。
白い布(本当はちりめん生地)にペタッと貼り、次に白い布にボンドを塗ります。
丸型紙に白い布を貼り付けていってください。
表にひっくりえしたら、これで土台は完成です!ちりめん生地だったら、こんなカクカクにならないんですが…。

次は花びらを作ります!まず、好きな色のちりめん生地を5枚用意します。
下敷きにボンドを適量出します(下敷きが透明で見えないんですが、ちゃんと敷いてますよ! 笑)
まずは、ピンセットでちりめん生地の真ん中を摘まみます。
こんなふうに左側が天辺になるように三角に折りたたんでください。

そしたら、(左画像)手前にくいっと折り曲げ、(右画像)この状態にしてください。
ここではピンセットを右の画像のように少し上の位置にずらして持つと、この後の工程でもキレイに仕上がります。
△の部分を親指と人差し指で下から上に折りたたんでください。
こうなりますよ。

よく見ると、この時にちりめん生地の真ん中が微妙にポコッと出てしまうと思います。
そしたら、人差し指で高さを揃えてください。ここで高さを揃えた方が、後々出来上がりが綺麗に見えるんですよ~

そしたら、下のボサボサとした部分にボンドを付けます。

ボンドの付け方にもコツがあって、ベトッと付けすぎても少なすぎてもダメなようです。ちょうど良い量のボンドを付けるコツは…
①ボンドに付けて ②ボンドにぐいっと押し込んで ③スーッと手前に引っ張る!



こうすれば、ちょうど良いボンドの量が付けれるんです!
すると、(左画像)ボンドを付けた部分にモケモケした糸くずのようなものが出てくるはずなので、指で摘まんで取りましょう。
そしたらウェットティッシュで拭いてくださいね。
先ほど作った土台の丸型紙の中心を軸にし、花びらを置きます。
この時、左親指で軽く花びらの先を抑えてください。そうすれば、付きが良くなりますよ!
(左画像)花びらの後ろはこうなっていますので、(右画像)ピンセットを使ってしっかりと型紙に固定させましょう。
これをあと4つ繰り返します。
花びらと花びらを隣同士に並べて型紙にくっ付けるんですが、ただくっ付けると花びら同士が↓このように離れています。
その時に↓こんな風にピンセットで摘まんで右の画像のように綺麗に合わせてください。
ボンドはすぐには乾きません。なので急がなくても慎重に形を整えてくださいね。
すると、このようにバランスの取れた花ができます。

よく見ると、↓この○で囲っている場所が不格好です。花びらが花びらに微妙に被ってしまって均一に揃っていないんです。
なので、ピンセットで花びらの高さを整えていきます。
こういう細かいところを直すと、花びら一つ一つが均等に並んでキレイに見えるコツなんだそうですよ!
次に、ピンセットの先を使って花びらの内側を凹ませてください。
花びらの内側をキレイに凹ませるには、ピンセットを寝かせて優しめにキュッキュッと型紙に押し付けることです!
最後にパールを中心に乗せます!ビーズ用パールには穴が開いているので、穴にピンセットをぶっ刺してください。
ボンドを付けます。本当は瞬間接着剤の方が固定力が高いのですが、見事に買い忘れたのでボンドで代用しました。
花の中心にそっと付けます。
できあがりです!

ここまで読んで「いやいやめっちゃムズイやん!!!」と思ったかもしれません。
このように文章で見ると難しそうに見えるんですが、実際にやってみるとこれは同じことの繰り返しなので、花びらが1個できればすごーく簡単にパパっとできちゃうんですよ!
つまみ細工体験工房の場所を写真付きでご紹介

JR横須賀線北鎌倉駅改札を出ます。すると、目の前が道路なので横断歩道を渡ってください。

この道を直進してください。

すると、左手に北鎌倉眼科がありますので、ここを左折します。
目の前に黒い建物が見えます。隣の白い建物が体験場所です。
入口前にはこのような看板があります。つまみ細工で作られた飾りが可愛いです♡
申し込み方法
私は「ぐるたび」から申し込みしました。下記より体験希望日2日前の17:00までにお申し込みくださいね。
体験料金、決済方法
一人¥2500(税込)です。
決済方法はクレジットカード決済のみとなります。
クレジット決済で利用できるカードはこちら↓
AMEX / DINERS / JCB / MasterCard / VISA
申し込み最大人数
4人までです。
工房では、毎月第2木曜日の10:30から初級コースが同時に開催されています。初級コースの生徒さん+体験者が同じ一つのテーブルで作業をしますので席に限りがあります。なので、この時間に体験に行く場合は申し込みできる人数も限られてきてしまいます。
もしも第2木曜日に複数で体験に行きたい場合、お電話で確認してみることをおすすめします。
私が体験に行った日は、たまたま初級コースがあったのですが、生徒さん3名と私だけだったので席が足りなくなることはありませんでした。
着物、小物のレンタル、着付け、ヘアアレンジもできる!
「北鎌倉 きもの着付け和you」では左のチラシに書いてある通り、4通りの着物レンタルプランがございます。鎌倉を着物で散策されている女性って結構多いですし、手ぶらでOKとのことなので、ぜひご友人と一緒に申し込んでみてください^^
ご予約は、お電話(9:00~17:00) or ホームページ(24時間)で受付しています。
Googleマップ
「北鎌倉 きもの着付け 和you」の詳細
住所 | 〒247-0062 神奈川県鎌倉市山ノ内956-1 |
アクセス | JR横須賀線 北鎌倉駅西口より徒歩3分 |
問い合わせ可能時間 | 9:00~17:00 |
定休日 | 月曜日、火曜日 |
電話番号 | 050-5436-4497 |
ホームページ | https://kimono-wayu-kitakamakura.com/ |
体験開始時間 | 10:00/10:30/11:00/11:30/12:00/12:30/13:00/13:30/14:00
※秋は一年の中で特に混雑するようです。秋に体験に行きたい方は、念のためお電話で席が空いているか確認することをおすすめします。 |
まとめ
いかがでしたでしょうか?
最初は「つまみ細工」という言葉自体初めて聞き、自分にできるのかな?一人だけどアウェイな雰囲気だったらどうしよう…と思ったんですが、講師の方がお二人とも温厚でお優しくてとても安心しましたし、最後まで楽しく作ることができました☆
時間があっという間過ぎてもっとやりたいくらいでした(笑)
この記事を読んでくださったあなたも、少しでもつまみ細工に興味を持っていただけたら嬉しいです。ここまで読んで頂き、ありがとうございます!